複数人で話しているとき、そのうち何人かだけが愉快そうに笑っていて、笑えない少数派に自分が属していると気づく時、あー今めちゃくちゃ不利だ、と感じる。言葉を向けられている友人は私の目の前に座っており、私よりも笑っていない。それで私はどうするか…
幼稚園の年長くらいから18歳まで、女しかいない家に住んでいた。家にいる年上の女たちは「女らしく髪を伸ばしなさい」とか「股を開いて座るな」とか「胡坐をかくな」とか「汚い言葉遣いをするな」とか、いちいち私に注意したけど、「女であるから」という理…
バイトにうつつを抜かしていたら七月も後半で泣いている! 八月半ばまでに先生にレジュメを持って行って相談したいと思う。どんどん先送りにしてしまう、怖い。 最近やっていたこととしては、『冥途』のテキストをひたすら文字起こししながら、最初のほうか…
三つほど新しい論文をコピーしたあと、内田道雄・酒井英行両氏の単行本を読んでまとめた。純粋な研究論文という感じではなく批評的な言説も含むので、それぞれにどれくらい引用する価値があるのか、みたいな頭の働かせ方をしてぐにゃぐにゃになるが、そうや…
マイクロソフトアカウントの更新をした。日本語学研究事典は平仮名と片仮名とを読んだ。文学史はまずwikipediaで流れをさらってから岩波の講座本を読むとよさそうだなという気がしている。卒論、書きたくない。もう一年かけてもこんなもん、みたいになるのが…
2週間卒論に関することをやらなかった、そんなはずはと思うが事実である。怖い! 真杉秀樹の本から「『冥途』と『夢十夜』:そのテクスト分析」を読んだ。以前は使用語彙や物語展開の共通点を指摘するにとどまり説得力に欠ける研究だと思って閑却していたが…
『子規・虚子・碧梧桐』読み始めた。二章の途中まで。事実を書くための文体で幻想を書くというところをもっと掘り下げられそうな気がするがわからない。子規の幻想的小品文は正直言及するまでにいたらないという勘。もっと直接的なところから実際に書き始め…
夕方までバイトで疲れていたので今日も無思考Word化運動。駒尺喜美と伊藤整の言説をちょっと再確認。伊藤整が南山寿について言及している部分があったので少し読み返す。確かに小説への企図が却って下手打ってる感じがするけど、うまく言葉にできない。初期…
だるくて今日もあまり勉強できなかった。山東京傳をテキストに起こして『自然主義のレトリック』第七章の後半を読んだ。花火だが、台帳のところが伏線として回収されないのはかなり写生文的だという気がする。見た儘聞いた儘。
自転車でこけて悲しくなって夜家に帰ってからも何もできなかった。昨日言ってたことは明日ちゃんとやりたい。
『自然主義のレトリック』より「第七章〈虚子の写生から小説へ〉の意味」読み進める。虚子が試みた写生文から小説への接続について整理されていてありがたい。p231以降で写生文の性質についての言及があるが、これも考えていたこと(一人称・現在・時間の単…
1月5日にすべてを投げ出して、それから一文字も卒論を書いていない。遊んでいたら冬が終わり、春が来て、長雨が降り、初夏になった。さっき先生と話していたら「学生時代は4年生の4月に卒論を書き終えていた」とかなんとか仰っていて、我が身を振り返り戦慄…
人間は、万物の霊長だなんて威張っているけど、ちっとも他の動物と本質的なちがいが無いみたいでしょう? ところがね、お母さま、たった一つあったの。おわかりにならないでしょう。他の生き物には絶対に無くて、人間にだけあるもの。それはね、ひめごと、と…
うつたへに忘れなむとにはあらで、恋しき心地、しばしやすめて、またも恋ふる力にせむ、となるべし 子をなくした母の意地
堀辰雄「芥川龍之介論――藝術家としての彼を論ず」 「しかし彼は最後に、彼の死そのものをもつて、僕の眼を最もよく開けてくれたのでした。僕はもはや彼の痩せ細つた姿だけを見るやうな事はしなくなり、彼をしてそのやうに痩せ細らせたものに眼を向けはじめま…
読んでいないわけではないが結局メモを忘れてしまう 『新研究資料現代日本文学』第5卷 与謝野晶子「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟我も雛罌粟」
芥川龍之介「文芸的な、余りに文芸的な」
村上春樹『羊をめぐる冒険』